病気の根治を目標とし、安全かつ高度な日帰り手術を行います
医療技術の向上と、画期的な機器の開発
近年、医療技術の進歩、新たな機器の開発などにより、その治療効果の向上はもちろん、身体に負担の少ない手術ができるようになってきました。
耳鼻咽喉科領域では、特に内視鏡と顕微鏡の目覚ましい進化が見られます。これまでであれば入院が必要だった病気に対しても、日帰りで手術が行えるようになっています。
当院で行う、安全で高度な日帰り手術
当院では、CTスキャン、内視鏡、顕微鏡など最新のタイプを導入しています。それらを十二分に活用し、病気の根治という目標のため、より安全で、より高度な日帰り手術を行います。
治療計画は、常に患者様と共有できるよう努めています。分かりやすい言葉を使ってご説明し、ライフスタイルに合わせたご希望をしっかりと受け止めることで、「患者様にとってのベストの治療」を行います。
また、院内にリカバリースペースを完備しており、手術後はリラックスした状態で体調の回復をお待ちいただけます。患部の状態が落ち着き、安全を確認した後にお帰りいただくようにしております。
当院での手術はすべて保険適応です。お気軽にご相談ください。
わたなべ耳鼻咽喉科で行う日帰り手術の特徴
1、全て局所麻酔下で行います
当院で行う日帰り手術は、全て局所麻酔下での実施となります。患者様のご負担を軽減しながらも、安全を確保して手術にあたります。
2、全て保険適応の手術です
当院では、保険適応の手術のみを行っております。高額になる自費治療は行っておりません。
費用の面でご不明の点がございましたら、お気軽にお尋ねください。
3、CT、内視鏡、顕微鏡などの最新機器を導入
3次元の立体画像が撮影できるCT、外側からでは分からない病変の発見・治療に役立つ内視鏡、高倍率・高解像の顕微鏡などの最新機器を導入し、患者様のご負担の軽減、検査と治療の精密性の向上に努めています。
耳の日帰り手術
滲出性中耳炎の手術
中耳に滲出液がたまって耳のきこえが悪くなる滲出性中耳炎に対しては、鼓膜切開術や鼓膜チューブ挿入術で対応します。
慢性中耳炎の手術
急性中耳炎にかかったことなどをきっかけとして、鼓膜に穴が開いた状態が続く慢性中耳炎に対しては、鼓膜形成術を行います。(症例によっては適応外となることもあります)
鼓膜の穴を塞ぎ、耳垂れなどの症状を解消します。
鼻の日帰り手術
アレルギー性鼻炎(花粉症)の手術
鼻腔レーザー照射術(下甲介粘膜焼灼術)
低出力のレーザーで鼻粘膜を焼き、アレルギー物質への反応を抑えます。効果は半年~2年ほど続きます。
粘膜下下甲介切除術
粘膜を切開し、下甲介骨を剥がして引き抜きます。空気の通り道を確保することで、鼻炎症状が改善します。
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の手術
内視鏡下鼻内副鼻腔手術
内視鏡による副鼻腔の手術です。これまで行われていた手術と比べ、出血、術後の痛み、顔の腫れ切開範囲を抑えられ、患者様にとってのご負担が少なくて済みます。
鼻中隔弯曲症の手術
鼻中隔矯正術
曲がった鼻中隔の軟骨を切除し、鼻中隔を真っ直ぐに整えます。顔や口内からの切開はありません。
なお、鼻中隔の成長の余地がある18歳以下の方には、この手術は行えません。19歳以上の方が対象です。
のどの日帰り手術
扁桃周囲膿瘍の手術
切開・排膿術
扁桃腺炎が悪化し、扁桃の周囲に膿がたまった状態が見られれば、切開・排膿術にて膿を排出させます。
のどの腫れが強く現れている場合には、抗生物質の点滴を同時に行い、治療効果を高めます。
日帰り手術の流れ
Step1ご来院
まずはご来院の上、診察を受けていただきます。
Step2術前検査
患者様の体調チェックを含め、安全に手術を行うための検査を行います。
Step3手術
局所麻酔下で、しっかりと安全を確保した状態で手術を開始します。
Step4術後経過観察
術後の処置が終わり、患者様の状態が安定すれば、ご帰宅していただけます。ご帰宅後も、万が一異常を感じたときには、すぐにご連絡ください。
手術後も、患部の様子やお薬の処方のため、何度か通院していただきます。
Step5治療終了
経過観察期間に問題がなければ、治療は終了となります。